2024/03/17 00:16
「ホンネキ」とは、方言で「本当に近い」という意味です。
身近な生きものを、本当に近くに感じられるような革小物を目指して、作っています。
すぐそばにいる、本物らしさ、にこだわって日々手描き染色しています。
★染色
牛革には、タンニン鞣し・クロム鞣しなどいろいろな種類がありますが
染色に使用しているのは「ヌメ革」です。
まだ何も染めていない、一番ナチュラルな革。
薄いベージュ色をしています。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/1137608/blog/1db86851c3b01d774cc50cbcbc98558b.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
色の乗っていない部分がそのヌメ革です。
ヌメ革専用の染色液を使って、生きものを手書きで染めています。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/1137608/blog/a38d088ebad3f419c36fce3bdded5ee6.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
染色液もいろいろあるので、まだまだ研究中と思いながら精進しています。
絵の具と違って、染色なので、革の上に乗っているわけではなく「染み込んで」います。
普通の絵の具とはまた違う書き心地なので、仕上がりの想像が難しいのですが、薄い色から少しずつ染めています。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/1137608/blog/61d1b9054ae0514c3dbc25f670f0016f.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
染色が終わったら、コーティング剤を塗って色止めをしています。
また、一つ一つ手描きしているので、個体差が出ます。
でもそれが生きものらしさでもあるなと思っています。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/1137608/blog/1932375c389760da0327a2f515eb4c62.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
★本物らしさ
私は、特に「眼」にこだわって作成しています。
眼は描かずに、プラスチックのドールアイを埋め込んでいます。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/1137608/blog/34658ec480aee01e888b3053fbb45ea3.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
キラッと光る眼は、本当にそこにいる感じの「らしさ」を感じることができます。
また、生きものってなかなか目を合わせてくれないですよね。
すぐ逃げてしまう生きものと見つめ合いたい、という気持ちもあって、眼にはこだわっています。
黒の眼でない生きものは、レジンで目を手作りすることもあります。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/1137608/blog/2710a5e324096791ddcd9878d215d8d0.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
瞳孔の形にこだわりたくて、市販のものはありませんので、レジンから手づくりできるよう研究しました。
大概の瞳孔の眼を作れるようになりました。
どれも、ぜひ実物を見て感じていただきたいなと思っています。
いまはまだショップなどは構えておりませんが、年に何度かイベント出店もしておりますので
良ければまたチェックしていただけると嬉しいです。